わたしたちの家づくり
暮らしをデザインする
~木の家に暮らす~
無垢床での暮らし方
無垢床は傷つきやすいって本当?
はい。無垢床は傷つきやすいです。でも、木の種類によっても硬さは異なり、簡単な傷なら修復することも可能です。何より、無垢床こそが木の家の暮らしの醍醐味だとわたしたちは考えます。
無垢床と合板フローリング
ぱっと見るとその違いは分かりづらいのですが、フローリングには大きく分けて2種類。無垢床と合板フローリングがあります。
合板フローリングは傷つきづらく、お手入れも簡単です。でも踏み心地は無垢床に及ばず、その寿命も短いと言われています。木の持つメリットが失われているのです。
だから「木の家」のよさを感じるのであれば、わたしたちは無垢床をおすすめします。
暮らし方によって選べる無垢床
「傷が気になる…」という声はたくさんいただきます。でも同じぐらい「傷は暮らしの思い出だから」とおっしゃる声もいただけます。あなたにピッタリの無垢床を見つけるのも、家づくりの会社の仕事です。
無垢床の選び方は「イスに座る生活」か「床に座る生活」かによって、選択肢が大きく変わります。今、あなたが寛いでいるスペースはイスやソファの上ですか?それともソファを背に床に座っている時間ですか?
意外と人の生活様式は変わらないもの。じっくりと考えてみることをオススメします。
あなたにピッタリの無垢床は?
下記の5種類が高勝の家で選べる標準仕様です。もちろん他の種類の無垢床もオプションでお選びいただけます。
床に座る暮らしなら「針葉樹」
スギ
無垢床の中で一番ともいえる軟らかさで、触れたときの温もりが特徴です。その代わり傷がつきやすいので「床は傷ついて当たり前」と思える人におすすめです。
ヒノキ
明るい色味があめ色に経年変化していくのが特徴です。木目が美しいものは高価になります。
パイン(マツ)
日本では古くからおなじみの床材で、耐摩耗性に優れ、ナチュラルな雰囲気を演出します。節があるものなら、比較的安価に採用できます。
イスに座る暮らしなら「広葉樹」
ナラ
濃くもなく、薄くもない丁度よい色合いのため万人に好まれるのがナラ材です。安価なため多くの木の家で使用されています。
メープル
色んなインテリアに馴染みやすい、明るい色が特徴なのがメープル材。比較的安価に採用することができます。
無垢床の厚さにも意味がある
無垢フローリングの厚さには、9mm、12mm、15mm、18mmといろいろあります。当然厚くなれば高価になり、薄くなれば安価になります。一般的に12mmの厚みがあれば問題ないと言われていますが、わたしたちが用意しているのは15mmの無垢床です。
この3mmの差が、木の家に永く住むための秘密。無垢床は表面の汚れや傷を削ることでキレイになります。つまり3mmは「削りしろ」。遠い未来、大がかりなリフォームをすることなく、無垢床はもう一度キレイに蘇るんです。
無垢床のお手入れ
実際に無垢床を導入したお客さまから多くいただく声、それは「傷やシミが家族の歴史となって刻まれるので愛着がわく」というものです。
せっかく無垢の床で暮らすならば、お手入れに必死になるよりも多少の傷は「味わい」として共に暮らしていく。そのくらいゆったりとした気持ちで木とお付き合いをしていただければ、とわたしたちは考えています。
しかし、傷を覚悟したとしても実際に傷や汚れがつくとやはりショックなもの。でも無垢の木は生きているから、対処方法を知っていれば意外に大丈夫なんです。
水をこぼしたら、
すぐに拭きとる
無垢床が大量の水を吸収すると水ジミの原因に。さらに水に濡れた状態が続くと、カビが生える心配も。水や飲み物をこぼしたときは、すぐに拭き取るのが基本です。万が一水ジミができたら固く絞ったスポンジで擦ればOKです。
油のシミは、
せっけんの泡で落とす
食事のときや調理中にはねた油が、点々と黒いシミになります。そんな時は、泡タイプの石鹸スプレーを使うとお掃除がラク。油ジミは奥まで染み込むと落ちなくなるので、気がついたときに掃除するのがポイントです。
床が黒ずんできたら、
お酢をつかってお掃除
黒ずみの原因は主に汗などの皮脂成分。そんなときはお酢が役に立ちます。気になる部分にお酢をスプレーして、乾拭きすればOK。お酢には殺菌作用もあるので、通常のお掃除にもおすすめです。